今回はビジネスで必要となってくる「論理的な話し方」に関するフレームワークのひとつ、CREC法について書いていきます。
仕事をしているなかで、他人に説明するのって難しいですよね。
ましてや、働いている部署が違う人に、誤解がないように物事を伝えるってなかなか大変ですよね。
このような、相手に明確に物事を伝える際に必要とされるのが論理的思考法で、今回はそのなかの話の組み立て方について話していきます。
CREC法とは?
論理的に伝えるための話の構成のことです。
下記のような順番で説明していくと、相手に伝わるよってものになります。
C:Conclusion 「結論」
R:Reason 「理由」
E:Evidence 「事例」
C:Conclusion 「結論」
話の組み立ての有名なものとして「起承転結」ってありますよね。
しかし、ビジネスでこれは使わないのです。
なぜかというと、「起承転結」で話を進めていくととても回りくどい話の構成になってしまうんですよね。
ビジネスにおいては、まず
相手に結論を伝えること
を第一優先事項とするのです。
これだけでもだいぶ伝わり方が変わると思います。
使えるシーンはビジネスだけではない
このCREC法の使えるシーンは何もビジネスだけではありません。
例えばブログを書く際も、このCRECの順番で話を進めるととてもスムーズな構成になるはずです。
ビジネスにしろ、ブログにしろ、どちらにも共通することは、相手(読者)が知りたいと思っていることに対して、まずはじめに解答することが大切だということです。
ピッチャー(話し手、書き手)とキャッチャー(聞き手、読者)で例えると、
例えばビジネスシーンの一コマとしては、上司に相談に行った際に、上司は何の話がくるのか、そしてそれに対してどんな考え(結論)を持ってきたのかが気になり、そこにミットを構えています。
例えばブログでいうと、読者の方は疑問点を解決したいがためにサイトに訪れているので、困っていることに対する解決策はなんだろうというところにミットを構えています。
なのでまずこちらは、そのミットが構えてあるところにボールを投げる必要があるのです。
もし、構えていないところにボールを投げた場合は、ボールを取ってもらえません。最悪ミットを構えたところにボールを投げないとキャッチャーは怒ります。
友人との会話でいきなり「まずこの件の結論は、○○でして、その理由は、、、」というような話し方はしませんが、ビジネスで相手に物事を伝える際は是非CREC法を使った文章構成を意識してみて下さい。
それでは。
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