このシリーズでは、クリティカル・シンキングについて実際に自分が学んでいったこと、気付いたことを書いていきます。これから勉強する人や、なんか参考書読んでみたけどよくわからんって人の気付きになればいいなと思います。
ってことで今回のお題は「イシューを押さえる」です。
そもそもイシューってなんやねん!という話やなんでそれが大事なのかについて話していきます。
イシューを押さえる
イシューってそもそも何ですか?
そもそも「issue」には、論点、議題、課題、検討事項といった日本語があります。
これは書籍によって異なり、
「そもそも何を考え、論じるべきか」
グロービズMBAクリティカル・シンキング
とか、
「知的生産活動の目的地となるもの」
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」
また、別の書籍では似たような単語で「論点」と表現しており、
「相手の意思判断に影響をおよぼす判断項目」
ロジカル・プレゼンテーション
と定義しています。
それぞれ表現の差はありますが、そもそも問題の根本は何ですかということを考えるというのは同じであると思っています。
ここでは、「グロービズMBAクリティカル・シンキング」の考えを基に話を進めていきます。
イシューを押さえていないと
例えば、イシューを押さえていないとこんなことが起きてしまいます。
何を主張したいか分からない提案書
何について議論しているか分からない会議
あー耳が痛い。。。
日常でこんなシーン散らばっていますよね。
これはひとえに「イシューが押さえられていない=そもそも何について考えて議論すべきかが考えられていない」ということになります。
「考える”べき”こと」を考える
この意識が非常に大事なんですね。
イシューを押さえ続ける
そしてイシューは検討のはじめに押さえればOKってわけではないんですね。
イシューは押さえ続けることが大事です。
私もそうですけど、人って話に夢中になると脱線してることに気づかないんですよね。友人同士の会話だとそれはそれで延々と楽しいんで良いんですけど、ビジネスでそれはまずんですね。
イシューは具体的に
イシューをぼんやりと設定してしまうと、様々な人の様々な解釈が生まれる要因となり、結局は話がかみ合わないという状況が起きてしまいます。
なるべくイシューを具体的に押さえるように意識し、皆が共通の認識をもって課題解決に向かうことが大切なのです。
以上、イシューについてでした。
イシューの正体を理解したことで、何を押さえなければならないのか対象を明確にできたかなと思います。
日常だとイシューが初めから設定されていたり、忙しさのあまりに目の前にあるイシューに飛びついてしまいがちですが、そもそもそのイシューはこの場面に適したイシューなのか再確認することが非常に大事ですね。
ここは一朝一夕で出来るようになるものでもないと思うので、今はまだ苦手な方は日々訓練かなと思います。
そんなこと言ってる私もまだまだこれから訓練の日々です。
それではお互い頑張っていきましょう。
では。